今回はハムスターと蚊の話。
「ハムスターは蚊に刺されることはあるの?」
「もし刺されたらどうなるの?」
「蚊対策は人間と同じで良いの?」
そんな疑問に迫ってみます。
これはあくまで個人的な経験と考察を基にしていますので、過剰に受け取る必要もないですし、受け取り方次第という流れになってしまうのですが、どうかお付き合いください。
5月頃、先日の雨とはうって変わってさわやかな晴天。
気温もぐんぐん上がり、久しぶりに窓を全開!
「ぶん・・・」
「ん?」
「ブーーーーン…」
「まさか!!」
そうです、ほんの数日の雨と気温の上昇で現れたヤツ。
しばらく忘れていた存在なのに、見つけたとたん一気に人を殺生の道へいざなう生き物。
か (蚊)
人間とハムスターがいたらやられるのはどっち
おそらく多くの人が想像するかと思いますが、人間とハムスターが同じ部屋にいたら蚊に刺されるのは人間のほうが可能性が高いです。
人間は体温と表面積もあり、匂いもあります。
同じ人間が複数いても、刺されやすい人と刺されにくい人がいるなど、蚊が人の血を吸うメカニズムは正確には解明されていないのですが、人の息と体温と匂いを感知してやってくると言われています。(一部足の匂いという記事を見かけましたが、論文としては世界レベルで確定していません。)
ハムスターしかいない場合はどうなる
ハムスターしか生き血を吸う対象がいない場合は、ハムスターに寄っていく可能性もあります。
そこで調べてみました。
現実の確証の持てる報告かはわかりませんが、「蚊に刺されたよ」というハムスターもいるようです。
ハムスターが刺された場合の危険性
人間の場合:
刺された時に蚊の唾液が血管に入り、蚊の唾液に含まれる成分にアレルギー反応を起こして痒みの指令が出ると言われます。
通常、ハムスターが蚊に刺された場合、日本産の蚊さんはウイルスや病原菌などを持っていないと仮定すれば、ただひたすら身体がかゆいという結果が予想されます。
身体が小さいハムスターだからよけいかゆいかというとそれは何とも言えません。
人間は人間なりの対応をしていますし、ハムスターにはハムスターなりの皮膚反応を起こすと思います。
問題はかゆくてひっかいた後。
あまりにもひっかくようでしたら出血することもあるようです。
蚊によるかゆみは時間とともに消えていくと仮定すれば、ひっかいて出血することを避けられれば良いですが、もし出血してしまった場合はケガと同じ状態になります。
自分でひっかいた分なら致命的になることは稀だと思いますが、あまりケガが治らなかったり、あまりにも長い時間掻き続けるようでしたら、蚊に刺された以外の原因を疑ったほうが良いかも知れません。
ハムスターの蚊対策
蚊取りノーマットの利用
✔ なるべく人間が長い時間とどまる部屋で蚊よけノーマットなどを使用
✔ ハムスターがいる空間で密閉空間ではなるべく使用しない
✔ ハムスターがいる部屋に置きたい場合は、ドアを開けた空気の流れがある換気の良い廊下や窓付近に置く
箇条書きのわりにまわりくどいですが、ノーマットなどの場合は「ハムスターから離して使いましょう。」ということです。
水槽や衣装ケース・網の利用
✔ 水槽や衣装ケースなら侵入経路が限定されて多少安心
✔ ケージの場合は網をかぶせる
水槽の場合は上部からの垂直でしか侵入ができません。
そこに網などがあればなお安心。
水槽のデメリット
水槽だと侵入されたときは集中砲火を浴びます。
水槽は夏は熱がこもりやすいです。
いろいろなグッズが発売されていますが、それぞれの商品に関することも考えてみました。
血を吸うのはメスの蚊だけ
これを知っておくだけでかなり精神的に楽になるのですが、蚊はメスだけが血を吸いにやってきます。蚊を見つけたら全部が全部というわけではないんですね。
これは産卵期に必要な栄養素を補うためだそうです。
また、白いものより黒い(暗い)ものに寄ってきたり、上半身より足に近い方に寄ってくることが多いですが、顔に刺されることも多いのであまり情報としては信じすぎないほうが良いかも。
アロマの効果や影響
蚊を寄せ付けない植物やハーブを使ったアロマもありますが、人間の妊婦ですらアロマによる身体の変化を生じさせるくらいなので、ハムスターがいるお部屋ではあまりおすすめしません。
人でも匂いの好き嫌いや苦手がありますし、ハムスターは嗅覚も大切ですからアロマによる効果よりも影響やストレスの方が大きくなる可能性があります。