こんにちは。
11月から12月初旬くらいですと、人間にとってはまだ過ごせる冬の寒さ。
でもハムスターにとっては「朝晩と日中の気温差」が非常に身体に堪える時期です。
このブログではさまざまな寒さ対策、冬対策をご紹介していますが、今回私が失敗したものをご紹介したいと思います。
それが「小動物用の保温電球」。
マルカンやアサヒなどの有名メーカーから販売されています。
思えば気づいたのですが、これハムスターの絵や写真は全く描かれていないんですよね。
小動物用保温電球
仕組みの単純さと手軽さはとても良いです。
コンセントにつなぐだけで電球があたたまる仕組みです。
現在は電球が明るくならずに温まるだけの保温電球も販売されています。
保温電球のメリット
・設置が楽。
・すぐあたたまる。
保温電球はコンセントをつなぐだけであたたまる便利なグッズです。
電球があればその周辺からどんどんあたたかくなります。
保温電球のデメリット
あくまでハムスター用で使う場合のデメリットです。
・場所を取る
・さわると危険
・やや電気代がかかる
・あたたまりにムラがあ
・コードを噛まれる可能性がある
場所を取る
保温電球の弱点はそのごっつい形。
非常に場所をとるため、ハムスター用のケージではかなり圧迫感があります。
やや電気代がかかる
1日24時間つけっぱなしで30日間使用した場合の電気代がこちらです。(東京電力)
★保温電球40W…約750円
★保温電球60W…1,100円
★保温電球100W…1,900円
インターネット上では、エアコン暖房を24時間1ヶ月つけっぱなしにする実験が行われています。(参考:エネチェンジ)
★暖房…約1,500円 (集合住宅1部屋分の場合)
あれ~?あんまり変わらない?
どうでしょうか。戸建てだともっと電気代はかかるでしょうけれど、これだと保温電球を使うより暖房でよくないですか?と思ってしまった私です。
さわると危険
多くの保温電球はガードが付いていますが、知恵の働くハムスターは、手をにょきっと突っ込んでしまうことも考えられます。直接触れると大変危険で、火傷や火事に注意しなければなりません。
ちなみに保温電球の実際の温度を測っている方がいました。
カバー下部の温度:
5分後に60~98℃
8分後80~125℃
12分後80~129℃
ネット情報なので実際のところはわかりませんが、周辺空気全体を温めるためにはこれだけ発熱しなければならないですよね。
もしハムスターがあたたかいからといって保温電球の真下で寝てしまったら大変です。
そんなアホな、とも思いますが、ハムスターってそういうところあります。
ハムスターが触れないところに設置するようにしたいですが、ハムスター用のケージスペースだとけっこう大変ですよね。
あたたまりにムラがある
上の温度を見てもわかるように、電球付近は暑くて、電球から離れると急に温度が下がります。ちょうど良い場所を見つけてくれればよいですが・・・
コードをかまれる可能性がある
電球のカバーはおそらく多くが穴が開いているもの。
そうするとハムスターが上りやすい構造です。
コードもありますので噛まれたら大変。
より良い使い方を考えてみた
やはりハムスターケージ天井の部分の真ん中よりはじっこに吊るす方法が良いのではないかと思います。
ただし、ハムスターの手が絶対に届かない高さで、真下の温度がある程度安全な気温であることが条件です。
というわけで、ハムスターが直接触れられない位置に設置するほか、ケージ内を快適な温度に保つために位置調整・温度計の設置などが必要ですので、私には扱いが難しいと判断。
買っておきながらハムスター用には使わずに終わりました。でも、その便利さは他で使用できましたので無駄なお買物ではありませんでした。
保温電球はひよこや爬虫類のようにヨチヨチしか動けない小動物や、ウサギなどのように多少温度変化に強めの小動物には最適だと思います。
ここではハムスター用にはちょっと難しいかな、という個人的な経験がありますので参考程度にご覧ください。
もちろん利用の仕方によっては非常に使えるグッズですので、ぜひ選択肢から外さずに、利用できる場面を考えてみてください。