こんにちは。
6月ともなれば晴れた日はいよいよ蒸し暑くなります。
体感の暑さはその気温よりも体力を奪い、身体の自律神経も狂います。
今回はまだまだそんなに暑くはないけれど、たまにカラっと暑い日があるよ、というレベルの暑さ対策の一つを紹介します。
ハムスターが自分で調節できる清涼グッズ
✔ 天然石・大理石
✔ 珪藻土
✔ アルミプレート
✔ ウェットタイル
なんだか営業宣伝っぽくなってきましたが、私はいわゆる犬猫などに使われるひんやりシート的なものはないかと探しました。
天然石・大理石
ハムスター用にもあったもので一番多かったものが天然石を置くというもの。
この石の上では身体の熱を冷やす効果が見込まれるというもの。
しかし私はこの天然石を買うことはありませんでした。
天然石のメリット
最も流通しているもので、ハムスター用も出ている貴重な商品。
大理石なら厚みがある分、低温を保つ効果はアルミプレートより優れる。
天然石の疑問点・デメリット
大理石はつるつるすべって危ない?
角が鋭くて危ない?
湿気でつゆがついたりする?
結局当時は薄めのものしかなかったので、角がキリっと鋭くて足を切ったら大変、噛み力でハムスターが持ち上げたりしたら危ないと思って選択肢から外しました。
今買うならこれがよさそうですね。
珪藻土(けいそうど)
当時は珪藻土というものがほとんど流通しておらず、その時は選択肢にありませんでした。
珪藻土は水の吸収力に優れ、その板の温度を下げるため、若干の清涼感を期待できるものです。
珪藻土のメリット
100円ショップなどでも売られていて、手軽に手に入る。
珪藻土の疑問点・デメリット
もしハムスターがかじかじと噛んで食べたらどうなる?
低温を保つ効果はどのくらい?
さて、ひねくれた視点から物を見る私ですが、次にあげるもの2点を試しに使ってみることにしました。
アルミプレート
アルミプレートはキッチングッズなどにも使われるものです。
冷蔵庫や冷凍庫などにも入っていることがあり、物を置くと一気に熱を吸収拡散してくれます。
私は調理用の浅めのアルミバットを買いました。
大きさは25cmX15cmX厚さ2cmくらい。
なぜかというと、ハムスター用のアルミプレートは小さいものが多くて、ほとんど効果を成さないと予想したからです。
しかしつるつるしているし軽いのでひっくりかえされたらちょっと危ない。
このアルミプレートは意外にもほかの使い方で活躍しました。
アルミプレートのメリット
大理石よりも軽くて安全。
家でも使える。(冷蔵庫など)
アルミプレートの疑問点・デメリット
薄いためすぐあたたまる。
つるつるすべる。
ウェットタイル
今回の主役ウェットタイルです。
何それ?
という方がほとんどだと思います。
これ、ハムスターなどの暑さ対策で検索してもなかなか出てこないものなんですよ。
天然石との違いは、水分を吸収することができるということです。
ウェットタイルとは
素材は基本的に素焼き煉瓦。かわらやレンガの類いです。
石の中に細かい気泡というか、穴が開いていて、その中に水蒸気や水分を含めるとどんどん吸収していきます。ここまでは珪藻土と同じような感じ。
しかし水分の吸収量と蒸発のスピードが違います。
水分はたっぷり含んでくれ、それをゆっくりと蒸発していきます。
タイルが外気の熱によって水分をゆっくりと蒸発させるとともに、タイル自体の温度を冷やすものです。
ウェットタイルのメリット
冷やし効果が長い
他のグッズは瞬間的に効果を発揮しますが、温まるのが早いです。
しかしウェットタイルは蒸発型の持続性ですので、ゆっくりやわらかに冷やします。
安心安全
このウェットタイルは角が鋭利ではなく、肌触りもとっても良い。
天然石のようにごつごつしすぎず、大理石のようにつるんとしておらず、ハムスターも快適に歩くことができます。
湿気を調節
周囲の水分も吸収してくれるため、ある程度の湿度調節ができます。ほんのわずかですが。
大理石だと全く水分を含まないため、水蒸気がそのまま水滴として表面につく場合があります。
カビの心配が少ない
余分な水分をたっぷり吸い取ってくれ、ゆっくり蒸発するので、ほうっておいてもケージや水槽との接着面にカビが生えにくいです。
使える重み
重いです。
この重さは大切。
ゴールデンハムスターはやんちゃな子なら板一枚平気でひっくり返します。
だけど適度な厚みと重さのため、地面と同じように扱ってくれ、安全です。
最終的にこの重さは回し車の重しとしても活躍しました。
素材が安心
クールシートのような科学的なものも含まれていないので、もし噛んでしまっても安心です。
ウェットタイルの疑問点・デメリット
冷やし効果は弱い
さわると少しひんやり。
これはメリットでもありデメリットでもあります。
身体を一気に冷やさずやわらかな効果ですが、真夏のあっつい日にはちょっと弱い。
ウェットタイルの使い方
たっぷりと水に浸します。数分ではなく数時間。浸せば浸すだけ効果が長続きします。
ウェットタイルを販売しているところ
ウェットタイルを販売しているお店はほとんどありません。
でもなぜか評判が良いので買ってしまったのです。
ですが、デメリットは感じませんし買ってよかったと思っています。
感想(14件) |
清涼グッズを選ぶときの注意
サイズ
何はともあれ、世にはジャンガリアンハムスターに合わせたサイズのものが多いため、大きさには注意しましょう。10cmX10cmとか、ほとんど罰ゲームに違い小ささですよ。
噛んだときのことを考えて
もし噛んでしまった場合、中身が出てきたり、いろいろ混ざってたり、プラスチックのように欠けて身体に入るなんてことも想定するといいかもしれません。
過度に期待しない
これが大事です。
冷房に勝てる夏対策グッズはありません。
特に今回紹介したものは所詮一部分だけ清涼感を得るものですので、真夏の暑い気温の中ではほとんど意味を持たないでしょう。
だけど、暑い日もあれば涼しい日もあるという時期には、ハムスター自身が涼しさを求めて使えるという面で紹介させていただきました。