こんにちは。
タイトルを見て血も通わないような言葉に自己嫌悪すら覚えます。
ハムスターを飼おうというとき、すべての方がブリーダーや知り合いから譲り受けているわけではなく、ペットショップから購入しているよ、という人も多いかと思います。
※ごめんなさい、便宜上「売る」「買う」「売れ残る」「商品」などという言葉を使っています。書くたびに心が痛む。
※内容は断定ではなく、ひとつの経験とひとつのケースとして紹介しています。すべてがすべてこうではありませんので、読み物程度にお願いします。
なかなか売れないハムスターはどうなるの?
ペットショップにいるハムスターにも個性があって、どうしてもなかなか売れない子もいます。
ある日、ちょっと大きくなってしまったハムちゃんを見て思いました。
寿命が短く、懐きにくいため、大きくなるとさらに敬遠されがちです。
「この子どうなっちゃうのかな。この子に良い家族が見つかりますように。」
その後数週間にわたり3~4回は通いましたでしょうか。
ある日訪れるとそのハムスターはいなくなっていました。
これって…、きっと誰か買ってくれたんだよね!
もしくはペットショップの方が引き取ってくれたとかだよね!
そう心に言い聞かせながらペットショップを後にしたことを覚えています。
結論から言うと、売れ残るということはほとんどないようです。
これはあくまで聞いた話です。
なぜなら、どんなハムスターでも買ってくれる人が必ずいるから。…答えになってませんね。
お店側も経営ですから、売れ残りは損失です。
差別化するなどして売るようにもしています。
売れ残るパターン
✔ 特売で売れ残る
✔ ハムスターを扱うお店が多すぎる
など
特売で売れ残る
ハムスターはたくさん子どもが産まれるので、人工的に増やそうと思えばいくらでも商品として量産できます。
そのため値段も安く、買う側は命の重さも少し軽くとらえられがち。
これはハムスターに限ったことではなく、犬や猫にも言えることです。
お店に並んだ商品たちは時として特売価格で売られます。
私の実家の近所には2件ハムスターを売っているペットショップがあります。
売られている数はおおよそ1店舗当たり15ケース分くらい。それぞれ種類は異なります。
たまにセールで980円くらいで売られるときがありますが、その子たちみんなが売れているとは限りません。
そして売る側もセール品なので大量に入荷します。
そのため、売れ残る確率が増えます。
ただし、その特売にはどこかで売れ残った子が入っている可能性もあります。
だから最後まで売れ残る確率は減るんですね。
矛盾していそうですがうまくできています。
でも、そもそも周辺の人口に対してハムスターを扱うお店とその扱いの規模が大きいため、日常的にもどうしても残ってしまう子はいるはず。
アメリカのペット販売方法
アメリカでは生体販売を行っているところが少なく、ペットショップに行ってもペット用品が並んでいるだけというお店が多いです。
なぜなら犬や猫などを買う場合は、ブリーダーやお店の管理側と入念に話し合い、一度顔を見てから考え、飼うという工程に至るためです。
日本から見たら、ペットショップにかわいい動物がいなくてつまらないし、いちいち飼うのも面倒くさいですよね。だからよくアメリカにはふくろうカフェや猫カフェ、ヤギカフェなんかもほとんどなくて面白くない、日本って先進的で最高!という言葉を見たことがあります。
アメリカはあっても保護犬カフェや保護動物カフェくらい。
こればかりはどこに価値観を置くかによって変わってきます。
なんだかんだ私もふれあい動物園好きだし、めったに行くことはないけれど犬猫カフェも好きです。だけど…
そもそもハムスターは夜行性ですし、昼に見定めるものじゃないですからね。
もしハムスターの値段をもっと上げて、直接交渉によりじっくり選べるなら、命の重さはもう少し重く考えられるのではないでしょうか。
※ちなみにアメリカは動物カフェが完全に無いわけではありませんし、生体販売を行っているペットショップもあります。特に魚類や鳥類が多いです。
売れ残ったハムスターの行く末
✔ 最後は売れる (と信じたい)
冒頭に書きましたように私が聞いた話と本で見た話では、
大きくなってしまった子や見た目がちょっとぶちゃいくでなかなか売れなかった子も、誰かしら買ってくれるそうです。
本当に誰もが敬遠している場合でも、優しいハムスター好きさんが買い取ってくれたりします。
俗に優しいペットショップの店員さんが引き取るという話も聞きますが、そこまでにいたることはあまりないそうですね。実際はわかりませんが。
また、特売などに混ざって売れば、大きかろうがぶちゃいくであろうが売れる可能性が高いです。
お店側だってなんとかして家族を見つけてあげたい気持ちは一緒です。
そして、誰よりもそれを願っているのがハムスターを繁殖し育てているブリーダーや親御さんたちでしょう。
言い方が良くないですが、こういう場合ハムスターの命を値段相応で軽く感じている人が救世主になることもあります。
どうしても毛ツヤや健康状態、見た目のかわいさなどにこだわりがちですが (私がそうでした)、ハムスターならなんでも良いという感じであれば見た目はたいして差がわかりません。ディズニーのダッフィーを選ぶ感覚と似ています。(ぬいぐるみと同列にしてひどい。)
特売などでその流れで買ってもらえる可能性があります。でもそのあと大切にしてもらえることの方が重要ですが。
本でもそう書いておけば夢があるからなのか…ゆうても寿命2年…書きたくありませんでしたが、私が知らないところで処分されているということだけは無いよう願います。
どうか、この世に生を受けたハムスターが幸せでありますように。
繊細な問題をこのような感じでまとめてしまい、失礼いたしました。