こんにちは。
大人も大好きなえだまめ (枝豆)。
もともと大豆の一種ですから栄養もたっぷりあるし、人間にとってはとても良い食材です。
ちなみにうちのハムスターもこすけは枝豆を食べたことがありません。
ですので、経験に基づく話ではなく、専門書やネットなどからまとめた情報となります。
えだまめはハムスターに与えても良い食べ物でしょうか?
▲ えだまめはハムスターに与えても良い食べ物ですがリスクを伴います。
えだまめと一言で言っても、黒豆、茶豆、輸入冷凍えだまめなどさまざま。
人間にはさまざまな効能が期待されている果物です。
メチオニン
…枝豆のタンパク質にあるメチオニンはビタミンB1、ビタミンCとともにアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助ける働きがあります。
オルニチン…オルニチンは美肌・若返りに効果的な成長ホルモンの分泌促進の役割を果たし、疲労回復機能が高いアミノ酸の一種です。だだちゃ豆にはシジミの約10倍ものオルニチンが含まれていると言われます。
アミノ酸各種(アスパラギン酸・グルタミン酸・アルギニン・ ロイシンなど)
カリウム
ビタミンB1・B2
カロテン
鉄分
など
※効能は人間に対してとなります。
えだまめの良いところ
✔ 栄養価が高い
えだまめは栄養バランスが良い食べ物です。
えだまめの欠点と注意
✔ 生であげると害になる
✔ 塩ゆでの場合は塩分過多になる
生の枝豆の危険性
サポニンやレクチンのリスク
生の状態でのサポニンやレクチンは毒性や危険性があります。
サポニンを生食で摂取すると、細胞膜を破壊したり、血液中の赤血球を破壊、コレステロールの阻害やじんましん、多形滲出性紅斑を引き起こします (人間の場合)。
レクチンは、赤血球に結合して凝集させ血液を凝固させる成分です。
サポニンやレクチンは熱に弱い性質のため、茹でることで毒性はなくなりますので、茹でれば大丈夫です。
トリプシンインヒビターのリスク
発芽や発酵がされていない状態の大豆 (えだまめ) は、トリプシンインヒビターというすい臓から分泌する消化酵素の作用を阻害するたんぱく質が含まれています。
生や半生の大豆を大量に食べると、すい臓に負担をかけてすい臓が肥大するなどの症状が表れるので、注意が必要です。そして下痢を引き起こす原因ともなります。
トリプシンインヒビターは熱に弱い性質のため、熱を加えることで分解するので茹でれば大丈夫です。
塩茹ではダメ
茹でれば大丈夫ということで、冷凍の茹で済み枝豆を買ってきたり、スーパーの総菜売り場にある茹でた枝豆をあげたりする方。ちょっと待って。
すぐ食べられるえだまめはほとんどが塩ゆでされています。
塩ゆですることで色づきが鮮やかになり、甘みと塩分のコラボがおいしいえだまめを引き出すからです。保存にも良いです。
しかし、人間にとってはさほど感じない塩分でもハムスターには致命的になる可能性があります。
人間でも1歳児が大さじ1杯の塩で死亡する可能性があるということをご存じでしょうか。
ですので、あげる場合は塩茹でしていないえだまめ (そんなの売っているかなぁ?) か、何度も湯通しして塩分を限りなく落とした状態であげましょう。
まぁ、たべてもハムスターなら一粒でしょうし、それほど神経質にならなくても良いかと思いますが。
与える時に気をつけること
茹でる。
豆だけ取り出し、湯通しして塩分を限りなくなくす。
与え方
冷凍えだまめを例にとります。
1. 湯通しして解凍します。
2. 豆だけ取り出して、さらに水かお湯に通して塩分を抜きます。
与える量と頻度
量
安全のため1粒くらい
頻度
安全のため1~2週間に1~2度くらい
回収時期
3~4時間以内
なるべく早めに回収します。
情報について
2020年の情報です。
与える量の補足
どんな食べ物も続けて食べ続けると、わずかな物質でも蓄積されたり、ハムスターの小さな身体に影響を与えることが考えられますので、同じものばかり与えずにバランスよくサイクルしていきましょう。
内容について
あくまで私たちの家族 (ゴールデンハムスターもこすけ)への飼育経験から得た話となり、すべてが正しいものではありません。
・情報の真偽や常識は時代によって変わります。
・また、すべてのハムスターに当てはまることでもなく、ハムスターの個性によっても状況が異なります。
賛成や反対などの材料として、この記事は参考程度のインターネット上のひとつの読み物として片隅に置いていただきながら、どうかみなさんの大切な家族ハムスターを最優先に見てあげてください。ささやかですがお役に立てれば嬉しいです。