こんにちは。
淡白なのに好きな人が多い日本が誇る食材「豆腐」。
糖質が少なく、イソフラボンなども注目され、人間にとっては毎日でも食事に取り入れたいもののひとつです。
では、ハムスターにとってはどうでしょうか。
賛否両論あるかと思いますが、最終的には与えすぎないという条件で以下の結論を書きました。
豆腐はハムスターに与えても良い食べ物でしょうか?
〇 豆腐はハムスターに与えても良い食べ物です。
一口に豆腐とありますが、一般的に
・絹ごし豆腐
・木綿豆腐
————–
・高野豆腐
という種類があります。
ここでは日配コーナーの同じショーケースに並んでいる絹ごし豆腐と木綿豆腐だけに絞って考えます。
絹ごし豆腐や木綿豆腐には栄養素が豊富です。
たんぱく質リノール酸…コレステロールをコントロールし動脈硬化防止に役立つ。
レシチン・βコングリシニン…脂肪代謝・脂肪肝にも効果があるとされる。
レシチン・コリン…脳の活性化にも効果を発揮。
大豆サポニン…配糖体といわれる苦み、えぐ味の原因物質です。脂肪の蓄積を防ぐ、血管に付着した脂肪を洗い流す、老化のもとになる脂肪酸の酸化を防ぐ、活性酸素の働きを抑制、便通改善、血栓を予防するなど。
イソフラボン…女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするもので、骨粗鬆症、がん、動脈硬化予防に効果があると注目される。
トリプシンインヒビタ (トリプシン阻害因子)…糖尿病の治療や予防の期待がもたれる。
など
※効能は人間に対してとなります。
絹ごし・木綿豆腐の良いところ
✔ 水分・栄養補給の手段となる
✔ 高齢や病中病後の栄養補給に強み
✔ 効能のある栄養素がたっぷり
弱っていて思うように食べられない子や、高齢で固いものが食べられないハムスターには最適の食材です。
さまざまな効能を期待される栄養素が詰まっています。
絹ごし・木綿豆腐の欠点と注意
✔ 栄養素がありすぎる
✔ 水分過多になりうる
栄養素がありすぎる
豆腐は栄養があるけれど、塩分や糖質、脂質が少ないからとつい与えすぎてしまいがち。
豆腐好きのハムスターも多いようです。
そのため栄養過多になってしまい、ハムスターのキャパシティーを超えてしまうことも考えられます。
人間にだってそうですが、納豆は1日1パックまでという話もありますよね。
何でも食べすぎると毒になります。
豆腐が身体に良さそうだからと言って、毎日与え続けるのはかえってリスクを呼びます。
水分について
ちゅるちゅると食べておいしそうなハムスター。
ハムスターも豆腐好きが多いようですし、私たちも豆腐は身体に良いからと与えすぎがち。
この豆腐、思いのほか水分を含んでいます。
本来、水分が多ければハムスターも自分自身で調整しますが、豆腐好きなハムスターは与えれば与えるほど食べてしまう可能性があります。
知らぬ間に多めに水分を取ってしまって下痢を引き起こさないよう気を付けましょう。
保存水
豆腐のパックによっては保存用の水が入っているものがあります。
あの水を飲むのは人間でもあまりおすすめしません。
ハムスターに与えるときはかならず水で流してあげてからにしましょう。
与える時に気をつけること
保存水を洗い流すこと。
与えすぎないこと。
すぐに回収すること。
定期的に与えないこと。
与え方
なるべく湯通しして加熱したほうが安全です。
保存水はかならず流して水洗いしましょう。
与える量と頻度
量
2cm四方くらいまで
頻度
あえて定期的に与える必要はありません。
回収時期
1~2時間以内
栄養満点の豆腐ですが、意外や意外、話を進めているうちに気を付けなければならないことがとても多かったです。
与えすぎには注意しましょう。
情報について
2020年の情報です。
与える量の補足
どんな食べ物も続けて食べ続けると、わずかな物質でも蓄積されたり、ハムスターの小さな身体に影響を与えることが考えられますので、同じものばかり与えずにバランスよくサイクルしていきましょう。
内容について
あくまで私たちの家族 (ゴールデンハムスターもこすけ)への飼育経験から得た話となり、すべてが正しいものではありません。
・情報の真偽や常識は時代によって変わります。
・また、すべてのハムスターに当てはまることでもなく、ハムスターの個性によっても状況が異なります。
賛成や反対などの材料として、この記事は参考程度のインターネット上のひとつの読み物として片隅に置いていただきながら、どうかみなさんの大切な家族ハムスターを最優先に見てあげてください。ささやかですがお役に立てれば嬉しいです。