夏の暑さ対策で一番安全で有効なのは冷房をつけっぱなしにすることという記事を書きました。
しかし、当時貧乏性の我が家。
ハムスターのケージを置く場所は普段人が活動しないところ、
↓
人のいない部屋を冷房つけっぱなし、
この点で電気代がかかることがひっかかりました。
そこで試した方法が保冷剤の活用です。
保冷剤を使うメリット
費用が安い
実際保冷剤だけで快適温度を保つことができました。
疑いたくなることですが、水槽なら確実に温度が下がります。
保冷剤を使うデメリット
1日に何度か取り替えが必要
湿度が上がる 水滴がつく 噛まれる心配
デメリットをひとつずつ解決していきます。
1日に何度か取り替えが必要
解決:保冷剤は大きいものを選ぶ
アルミプレートの上にのせる
湿度がものすごい上がる
こればかりは対策がないです。
あえて改善するなら網状のケージなら水槽よりは湿度は上がりにくいですが、夏だけ網状に引っ越すことは、ハムスターによってはストレス増大につながるのでおすすめしません。
日本の夏の湿度は普通に考えてもハムスターにとっては不快そのもの。それがあと一段階上がったとしてもこれは目を伏せるしかありません。
その代わり確実に快適な温度にしてあげます。
水滴がつく
アルミプレートの上にのせる
タオルで包む
アルミプレートは水を多少ためておける形状をおすすめします。水滴はやがて水になってたまるため、その水がそのまま落ちずにある程度とどまっておける形が良いです。
プレートにタオルを敷いたり、保冷剤自体にタオルを巻いたりすれば、冷却も緩やかになり長持ちするほか、水滴がタオルで吸収され、気温によって少しだけでも蒸発してくれるので、水がケージや水槽内に落ちることを防ぎます。
噛まれる心配
届かないところに置く
固いプラスチック製を使う
まずはハムスターがどう知恵を絞っても暴れても届かない場所に置くことが大切です。
また、柔らかい素材の保冷剤は噛まれるとすぐに穴が開きますが、堅いプラスチックの保冷剤なら保冷時間も長く、噛まれても少しなら安心。
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噛んでしまった場合
成分を見て日本中毒情報センターに電話します。
大阪 :072-726-9923 (365日24時間)
つくば:029-851-9999 (365日9時~21時)
成分が書いてなくてもどのような保冷剤かを説明すれば、どの程度安全かを伝えてくれることもあります。
これはハムスターが噛んだと言ってしまうと微妙なので、子犬が噛んだとか飲み込んだとかに言い換えてみましょう。
最高の組み合わせは網ケージと保冷剤
夏限定というわけにはいかないのですが、網ケージは夏にこそ本領発揮されます。
風通しが良く、湿度を一定に保ってくれます。
ただし、水槽の方が外気と遮断されているため、温度を下げた状態を保つことができます。いわば車の中で窓を閉めてエアコンをつけた感じの高湿度バージョンです。
網ケージの場合は車の窓を開けてエアコンをつけたようなイメージです。
湿度をとるか、温度をとるか、一長一短です。
保冷剤の使い方
用意するもの
中ぐらい~大きい保冷剤6~8枚 (固まる固まらないに限らず)
サイズはLサイズ19cmX28cmくらいの大きさがおすすめですが、Mサイズを固めても良いかと思います。
タオル数枚
保冷剤を入れる容器
温度計
1. 保冷剤を冷凍庫で冷やす
使うのは3~4枚、他は交換用
2. 保冷剤をタオルで巻く
保冷剤が溶けて水滴が落ちていくのを防ぎ、蒸発を促す効果があります。
プレートや容器の下に置けば、たまった水も徐々に蒸発してくれます。
3. 水がたまる容器に置く
アルミプレートやステンレスプレートなど、冷却をさらにパワーアップしてくれるものがおすすめです。
4. 温度計を水槽やケージ内に置く
しっかり温度が下がっているか調べるため、温度計を置きます。湿度も測れたら最高ですが、湿度はデフォルトでも高いのであまり期待はしないでも良いですし、高くても仕方がありません。そのかわり温度は確実に下げてあげましょう。
5. ケージや水槽の真上に集めて置く
空気は暖かいものが上へ、冷たい空気が下に流れることを利用して、真上に集めて置きます。
集めることで長時間冷却作用が続きます。
6. 保冷剤があたたまったら交換する
保冷剤はものによってさまざま。数時間であたたまるものや、1日持つものもあります。
あたたまったら交換用で冷やしているものと交換します。
あまりに雑な生地仕上げなので、後日写真付きでご説明いたします。
あくまで個人レベルの試しにやってみてなかなか良かったという経験談です。
これを参考程度に見ていただき、よりよい方法でハムスターの快適な環境を作っていけることを願っています。