ハムスターに「蚊がいなくなるスプレー」や「おすだけノーマット」は使用しても大丈夫ですか?害はありませんか?
ワンプッシュで長時間も蚊を寄せ付けなくなるなら、人間にとっても助かる商品です。
買ったことがなく、写真がないのでリンクを貼ります。
こんな感じのもの。
アースの「おすだけノーマット」
キンチョーの「蚊がいなくなるスプレー」
結論から言えばおすすめしません。
実は、一応大人の人間である私でもこの商品には懐疑的で、使用したことがありません。
理由は
✔ 有効成分に直接接触する可能性が高い。
✔ 12時間~24時間持続する有効成分の強さが不明。
だからです。
以下、ずらずら個人的見解が続くので読み飛ばしてしまっても構いません。
ノーマットや蚊取り線香はどうか、という疑問もあるかと思いますので、興味のある方はこちらをご覧ください。
蚊がいなくなるスプレーの有効成分
蚊がいなくなるスプレーは、一般的な蚊取り線香やノーマットとさほど変わりません。
スプレーの有効成分は、ピレスロイドという殺虫成分です。
このスプレーは揮発性が高く、ワンプッシュで部屋中に拡散します。
これに関してメーカーの見解は
使いすぎない限り哺乳類・鳥類にとって毒性が低い
ということです。
ピレスロイドは、虫に対しては少量で効果があります。
人間や犬、猫くらいの動物は薬剤を分解する力を持っているので、短期的にみて健康面には影響がないようです。調理器具や食器などに付くのですが、そのくらいの量では問題がないようです。使用上の注意さえ守っていれば赤ちゃんや子供には影響が無いとなっています。
しかし、私の調べたところでは新生児や乳児がいるご家庭では使用しない家庭が多いです。
また、水溶性のため魚や爬虫類には使用してはならないとのこと。そして小さな鳥やハムスター、小動物にはあまり良い情報が入ってきません。
つまり、
・大きな動物に対しては些細な害だけど、
・小さなものには害が大きくなる
というとらえ方になってしまいます。
ワンプッシュスプレーの仕組み
それではワンプッシュで12時間~24時間効果が持続する仕組みを見てみましょう。
ワンプッシュで噴射する
↓
部屋中に勢いよく拡散
↓
壁や家具に大きめの有効成分粒子が付着する
↓
蚊は壁や家具にとまる習性がある
↓
有効成分に接触して殺虫
スプレーがダメでノーマットはOKな理由は?
✔ スプレーだと空気に飛散し直接吸い込むことだけでなく、ハムスターの環境に付着することも考えられます。
「ノーマットも同じように有効成分が空気中に舞うので、話は同じでしょ。」
と思いますが、私が気になるのは12時間または24時間効果が持続するということ。
ノーマットの場合
ノーマットはしばらく置いていないとあまり効果はありませんし、取っ払ってしまうとわりとすぐに蚊がやってこれます。
これは空気の気流のせいもあります。
一見風のない部屋でもわずかに空気が流れていれば、気流に乗って有効成分が運ばれます。蚊がその気流に乗ってしまえばイチコロ。
部屋中充満しなくても効果が望めるし、かといってスイッチオンしてすぐに効果を発揮するわけでもない微妙なバランス。
これならハムスターのケージの中に入り込む心配があまりありません。
水槽なら特に。
ワンプッシュタイプの場合
ノーマットの場合は、ハムスターの部屋から離れた廊下で使っていても効果を発揮する可能性がありますが、
ワンプッシュの場合はどうしてもハムスターがいる部屋で使用することになるかと思います。
ワンプッシュで飛散した場合は、部屋中に大きい粒子が拡散し、上からも横からもケージの中に入り込み付着する可能性も高くなります。
その付着したものが持続するのであれば、ハムスターはいつそれを口に入れたり手でこすってしまったりするかわかりません。継続的に身体に付着させることも考えられます。
大丈夫だよ。
というご意見もあるかと思いますが、不安や長期的な影響を考えて答えを出せないでいる私。
こういう側面で書かせていただきました。
みなさんはどう思いますか?