30度を超えるとどんな種類のハムスターもバテ始めます。
といっても日本の気候での話です。
ゴールデンハムスターは砂漠の国シリア出身のハムスターです。
もともと夏は暑い気候も訪れる国です。
なんとなく経験で感じたことなのですが、私たちはハワイに住んでいるとき、30度を超えることはほとんどなかったものの、30度を超えた日に外を歩いても汗をほとんどかきませんでした。
というのも、日陰になると涼しい風が心地よく、カラッとしていたからです。
カリフォルニアや南ヨーロッパなども湿度が低く、カラッとした暑さなので、日差しの強さは強いながらも、体感の暑さは日本とは比べ物にならないくらい快適でした。
それをもろに実感したのがアメリカのネバダ州です。
毎年夏は50度ほど。
ハワイから国内旅行で夏に訪れたことがある私たちはそのドライヤーの熱風のような暑さにかなりやられました。
しかし、そのあとすぐに日本に行くと、日本の夏の暑さはなんともいえな不快な蒸し暑さで、ネバダ州の50度よりも苦しいものでした。
日本の夏はそれくらいやばいです。
暑い夏対策の最良な方法は冷房
ハムスターの温度管理で最も良いとされるのは冷房かと思います。
湿度も下がるし、
温度は一定になります。
直接冷気が当たらなければこれが一番。
ところが、冷房の設定温度はせいぜい28度くらいかと思います。
湿度を考慮するとこの28度はゴールデンハムスターにとって快適な温度ではありません。
また、電気代がどうしても気になる方はいろいろな冷却グッズを試してみたり、ネットで調べたりしているかと思います。
当時、貧乏性の私は、ハムスターを家の一番涼しいところに置いていました。
冷房はずっと使うのにも抵抗がありました。
安い費用で湿度か温度か、せめてどちらかをもう少し下げられないか・・そんなことを考えました。ひどい話ですね。
ハムスターがいる部屋は普段人が活動していない場所でした。
ですので、人が活動している部屋と、ハムスターしかいない場所、2か所で冷房をつけることになるのです。
いまならハムスター部屋に一年中冷暖房を・・・、と言いたいけれどやっぱり良い方法ない？
そこで活用したのが保冷剤です。
保冷剤については少々コツが必要だったので、別記事で書きたいと思います。
エアコン使用時の注意点
✔ 直接風が当たらないようにする。
✔ 外気温と差がありすぎるのは危険。
✔ エアコンは壊れない前提。
✔ 使う時期に注意。
冷房・暖房に限らず、エアコンを使うときには少し注意するべき点があります。
これはハムスターに限らず人間にも当てはまりますが、人間なら少しのミスも許されますが、ハムスターになると致命的。
直接風が当たらないようにする
特に網ケージの場合は直接風が当たると体温を奪っていきます。
水槽や衣装ケースの場合は、外気と遮断されるため、少し中の空気がやんわりとした温度になります。
外気温と差がありすぎるのは危険
夜に掃除するときにケージの外で遊ばせたり、他の部屋に移動する場合などは、エアコンの効いている部屋との温度差に注意しましょう。
エアコンは壊れない前提
旅行中、エアコンが壊れててハムスターが熱中症または冬眠した。なんてことがありえないとも限りません。
必ず使用できるエアコンを使いましょう。
使う時期に注意
人間なら少し暑いくらいでも我慢できますが、5月の急な気温上昇などはハムスターにとってとても負担がかかります。
人間にとっては少し肌寒い梅雨は、ハムスターにとっては十分適温も適湿度も超えている日もあります。
人間にとっての感覚ではなく、ハムスターにとっての感覚でエアコンを使うと、少し早めに稼働しなければなりません。
実際の冷房代を記録
私たちの過程で使われる電気代は夏よりも冬の方が高いです。
夏は7月の梅雨明けから一気に上がり、8月末までがピーク。
ハムスター用にエアコンを稼働するのは5月くらいから
暑いと感じる日は惜しみなく使う場合でも外気温によって電気代は大きく左右されます。
梅雨時ならそんなに電気代が上がりません。
戸建ての電気代
※過去3年平均
※半ば締めなので、8月分は7月半ば～8月半ば。
5月分 7,000円前後
6月分 7,000円前後
7月分 7,500円前後
8月分 13,000円前後
9月分 10,000円前後
10月分 7,000円前後
これがハムスターを意識しなかった場合の電気代ですが、子どもがいたので冷房はそれなりに使っていました。
金額よりも推移に注目してみると、本当に暑い月だけ跳ね上がり、他はそうでもありません。
ハムスター用に+αでエアコンを使っても、8月・9月以外はそれほど変わらないと予想されます。
2カ月だけ我慢。
ハムスターには冷房をつけてあげましょう。
マンションなら惜しみなくつけっぱなしにしましょう。
