こんにちは。
今回はゴールデンハムスターに冷たい水はあげて良いのかどうかを考えてみたいと思います。
ゴールデンハムスターに冷水は大丈夫?
どうしよう!
冷蔵庫から出した水をそのままあげたらすぐに飲み始めちゃった!!
そんな不安を抱いた人も多いかと思います。
結論から言うと、氷の入ったレベルではなく、冷蔵庫から出したボトルの中の水くらいなら大丈夫だと思いますが、本来はあげないほうが良いです。
あげても大丈夫な場合の条件があります。
✔ 水ボトルが小さい。
✔ 室内の温度が暖かい。
✔ ハムスターが活動しているとき。
✔ お腹を壊しにくい身体である。
理由は、
水ボトルからコクコク飲む量はほんの微量です。室内の気温がある程度暖かければ、水は給水口からすぐに常温に向かって温められます。
そして水ボトルが小さければすぐに常温になります。
何よりも本人の身体が温まっていて、飲んだ後も運動し、お腹の壊しにくいパターンである条件が望ましいです。
参考:急須から90度のお湯をカップに注ぐだけで10度ほど下がるそうです。
もこすけの場合
私ははじめ冷蔵庫の浄水をそのままあげていました。ひどい人間です。今までずっとそこに水があったのだから、まさか入れ替えたとたんすぐ飲みに来るとは思いませんでした。
うちのもこすけは浄水ボトルに入ったキンキンに冷えた水が大好きでした。
夏だけではなく、冬場も水を入れ替えるとすぐにやってきてゴクゴク。
でもすぐに気付きました。
動いている時が多かったので、身体が温まっていたのかもしれませんが、それにしても真冬に冷水なんて身体に良くないから、それを見てからは少し時間を置いてあげるようにしていました。もちろん夏でも。
ちなみに水ボトルはすごく小さいものでした。手で持っている間に温められちゃいますからね。たまたま安全な道に導かれていたのかもしれません。
ゴールデンハムスターの住む環境
ゴールデンハムスターは砂漠の出身だということをこちらの記事でご紹介しました。
シリアは暑い国というイメージが付きまといますが、実はそうでもありません。
なんとシリア首都の年間の気温は東京の平均気温と大きくは変わりません。しかし冬は東京より暖かい地域が多い。(地球の歩き方参照)
それに付け加えると、降水量が圧倒的に少ないため、夏はカラっとした暑さ。
私は砂漠の乾燥した50度を1週間ほど体験したことがありますが、日本の蒸し暑い夏に比べればまだずっとマシです。
しかし、平均気温よりも気になるのが、夜の気温。
乾燥している中に夜の気温は場所によって冬は一桁まで落ちます。日中(20度くらい)と夜(10度くらい)の気温差が激しいのが砂漠の環境です。
そこでハムスターたちは土の中など、気温が一定に保たれた環境を寝床にして過ごしています。ある程度の活動時間の中で食べ物を探しているのかな?
どちらにしても水は豊富にある環境ではないと想像できます。
そしてキンキンに冷えた水を飲むような環境ではありません。
冷えた水をあげるリスク
冬でなければ、ハムスターにあげる水ボトルの物理的なことと、冷水を注いでからハムスターにあげて実際飲むまでの時間を考えれば、それほど神経質に考える必要はありませんが、やはりリスクは避けたいです。
✔ 身体が冷えて免疫が落ちる
✔ 消化器系を壊す(下痢など)
特に2番目が一番怖いです。
これはハムスターの環境や個体差により左右されます。
下痢になってしまった場合は非常に致命的。
人間でも冷たいものを飲むとお腹を壊す時がありますよね。
お母さんから「冷たいもの(とかアイス)ばっかり飲んだらお腹壊すよ。」って教えられました。
「牛乳は噛んで飲む。」とはちょっと違いますが、身体を冷やすことは良いことではありません。
でも運動中やお風呂上りのキンキンに冷えた飲み物はおいしいですよね~。
これはハムスターも同じなのかもしれませんね。
ですので、「冷水」「冷たい水」で検索されたみなさんはもちろんそれに気づいている方ですし大丈夫かと思いますが、冷水でも普通に気付かずにあげている方がいたら、どうか少しだけ置いておくだけで良いので、人間がコントロールしてあげなきゃ。
冷蔵庫から出した水の対応
1. 給水ボトルに入れる。
2. 手で温めるか、数分間置く。(冬の場合は長めに。)
これだけです。
春夏秋は、ハムスターに与える水の量ならわりとすぐに常温になります。
冬の場合は寒い部屋だとどう考えても冷水のままなので、室温を上げましょう。
結論:ハムスターに冷たい水はあげない
美味しくたって、好きだって、これは私たちが責任もってコントロールしたいですね。